Pine Tree'S electrical page

ゆくかわのながれはたえない

インタフェース誌2015年7月号「オールソフトウェア無線」

インタフェース誌2015年7月号「オールソフトウェア無線」はとても充実した素晴らしい内容だ。SDRやADコンバータの基本情報がぎっしりと詰まっている。

LPC4370 LPC-Link2 FM Stereo Receiver implemenation using integrated HSADC - YouTube

記事まとめ

1.LPC-Link 2を単体で動作させる方法

自分もFMラジオを作ったが、単体で動作させる方法が当初わからず苦労した。実は普通のマイコンと同じでJP1をショートさせればよいだけだったw LPC-Link 2がマイコンに見えないのでとてもつまらないことに気付かなかった ^^; 


2.FMラジオでLCDが表示されない?

インタフェース誌2015年7月号のFMラジオでLCDが表示されないトラブルに見舞われた。こちらの方も同じ症状?
http://nonchansoft.my.coocan.jp/audio/dspfm002.htm

自分の場合、単にLCDのはんだ付け不良でした。LCDのはんだをやり直してみたらあっさり表示されました。


3.FMラジオのI2S信号の取出し

インタフェース誌2015年7月号のFMラジオではLPC-Link 2からI2S信号を配線で取り出すようになっているのですが、この取出口のピン孔が狭いのが難点。自分はaitendoで買ったSIPソケットを使いました。こいつを適当な長さで折ってピン孔に差し込むだけでOK。はんだ付けは不要でした。
SIPソケット - aitendo

汎用ARMデバッガ LPC-Link 2

LPC-Link 2は本当に奥の深いツールだ。2800円でこれだけ楽しめるなら絶対買いである。自分はデバッグ用とターゲット用(内蔵のLPC4370は普通にマイコンとしても使える)に2台購入した。
Cortex M4 LPC4370 Introduction - YouTube

尚、LPC-Link 2はトラ技ARMライタをCMSIS-DAP仕様にすればトラ技ARMライタでもデバッグできる。但しLPC-Link 2は多機能であるが故に嵌りどころも万歳なので、気づいたことをメモしておく。

LPC-Link2-CMSIS-DAPデバッガ/J-Link/RedLinkになる、LabTool-アドオンボードでオシロ/アナライザーにも!

LPC−Link2: マイコン関連 秋月電子通商 電子部品 ネット通販


1.LPC-Link 2 Configuration Tool

このツールはLPC-Link 2をCMSIS-DAP仕様にするのに使うのだが、最新版はDOSコマンドライン方式(CLI)になっていて少々使いずらい。古いバージョンはGUIなのでまだダウンロード可能なこちらがオススメ。使い方は簡単でLPC-Link 2をパソコンにつないでソフトを起動するだけ。尚、書き込み時はLPC-Link 2のジャンパJP1はオープンにしておく。
LPC-Link 2 Configuration Tool | NXP Community

ちなみに最新のCLI版はこちら
LPCScrypt v1.8.0|NXP


LPC Tips & Tricks: LPCScrypt LPC-Link2 Debug Probe Programming - YouTube


2.ビルド方法

こちらにLPCXpressoでLPC-Link2をビルドする手順が説明されているのでとても参考になります。
How to build and launch FMSDR Project on LPCxpresso - YouTube


3.LPCXpressoのトレーニングビデオ

LPCXpresso Introduction part 1 training video - YouTube
LPCXpresso Introduction part 2 training video - YouTube


4.LPCXpressoの所在(旧バージョン(Legacy)を含む)


https://nxp.flexnetoperations.com/control/frse/product?entitlementId=194202067&lineNum=1&authContactId=94074557&authPartyId=91867107


5.LPCXpressoの詳しい使い方。LPC810ベース

9353log • Posts Tagged ‘LPC810’

9353log


6.aitendoのボードを使って遊ぶ

LPCXpressoではなくKeilを使ってます。

[電子工作]LPC-Link2とaitendoのLPC1114Fボード | fenrir's memorandum


7.LPC-LINK 2を使った書籍

Amazon CAPTCHA


手軽に始める 組み込みシステムプログラミングの紹介 - ガレスタさんのDIY日記

トランジスタ技術2012年11月号のUIEX拡張ボードで遊ぶ

UIEXだが、ハードウェアはとてもよく練られていて、LPC1114FN28/102の様々な機能を試すことができる。
但しソフトウェアの整理が今ひとつでビルドするのに苦労したのでメモを残しておく。

ソフトウェアは下記サイトからダウンロードできる。

ダウンロード・サービス(2012年)|トランジスタ技術

ダウンロードすると「EX_TEST.zip」というファイルがあるので基本的にはこれをLPCXpressoにインストールすればよいのだが、「C:\micon\LPC\EX_TEST\UIEXB_TEST\driver」と「C:\micon\LPC\EX_TEST\UIEXB_TEST\src」というフォルダをincludeしていて、ビルドしようとするとこれらが存在しないというエラーになる。それでどうしたものかと思って「EX_TEST.zip」の中身を眺めていたら、「driver」と「src」というフォルダがあったので、ドライブC:に「C:\micon\LPC\EX_TEST\UIEXB_TEST\driver」と「C:\micon\LPC\EX_TEST\UIEXB_TEST\src」のフォルダを作って中身をコピーしたらうまくいった。相当部数売れている雑誌なのだからもう少し読者の使い勝手を考えてファイルを配布してもらいたい。これができなくて挫折する人も多いだろう。

ともあれ、うまくインストールできたので、LPCXpressoでデバッグしながら、LPC1114FN28/102の機能を堪能しようと思う。デバッガはおもちゃみたいで本当に楽しい。マイコンの動きが手に取るようにわかる。こればっかりは本と睨めっこしてるだけじゃ味わえないな。

UIEXの演奏機能についてはここに詳しく書かれていた。

sfukuda.at.webry.info

LPC1114FN28のクロック設定

LPC1114FN28は内部クロックを使う場合、設定が必要です。
秋月電子のサイトにも詳しく書いてありました。

まずインポートしたライブラリを編集する必要があります。
「CMSISv2p00_LPC11xx」 →「src」→「system_LPC11xx.c」を編集します。

続いて、128行目くらいに
#define SYSPLLCLKSEL_Val 0x00000001
と定義されている部分があるので、これを
#define SYSPLLCLKSEL_Val 0x00000000
に書き換えます。


秋月電子の説明書

akizukidenshi.com

LPCXpressoでビルドしたときにHEXファイルを出力する方法

LPCXpressoでビルドしたときにHEXファイルを出力できるようにしておくとFlashmagicを使ってUSB経由でマイコンに書き込む際に便利です。尚、LPCXpressoの「Program Flash」機能を使ってマイコンに書き込むことができるので、その場合はHEXファイルは必要ありません。
ビルドしたときにHEXファイルを出力する方法は下記のサイトに記載されていました(感謝)。

JugglerYou日記 :: LPCマイコンを使ってみる(導入編)
PostProcessApp - ** Code Red Support Site **


具体的には、ビルドするプロジェクトを右クリックして「Properties」 を選択。
そして「C/C++ Build」→「Settings」→「Build Steps」と選択し、
まず既に表示されている設定を一度消去します。
そして「Post-build steps」に次の内容を貼り付けます。

arm-none-eabi-size ${BuildArtifactFileName}; arm-none-eabi-objcopy -O ihex ${BuildArtifactFileName} ${BuildArtifactFileBaseName}.hex ; # checksum -d ${BuildArtifactFileBaseName}.bin;

これによりビルド時にプロジェクトフォルダにあるdebugフォルダに「プロジェクト名.hex」というファイルが生成されます。

トラ技ARMライタと LPC1114FN28/102に関する情報

トラ技ARMライタと LPC1114FN28/102に関する情報があちこちに分散しててWebで探すのにとても苦労しました。なのでここにまとめておきます。


2014年2月号3月号連続企画 | トランジスタ技術

www.nxp-lpc.com

www.nxp-lpc.com

physicom.digick.jp

sfukuda.at.webry.info